詩はどうだろう?


 某ブログで今のネット短歌やなんやの文学性が論議されていて、非常に面白く拝見しています。

 黒瀬さんのコメントで「短詩形は他作品との「差異」によって成立するから。それが一番効果的に実践できるのが、短歌史を勉強する」ということというのがあった。

 そうだよね。新しさを求めるのならそうだと思う。おそらく、自分の意識をちゃんと相手に流すにもその行為は有効だと思う。

 詩人はどうなんだろうか?新体詩を読み直す若手はいるんだろうか?
 僕は短歌は啄木から読み出して、北杜夫が好きだったのでお父上にゆき、牧水なんか読んでいて、近年、西行全歌集なんかと格闘しているけど、さほど系統立てて読んでいるわけでもない。

 詩は高校の文芸部時代に顧問の半強制により、明治大正詩をかなり読まされた。
 ある程度は詩史を踏まえているつもりではある。

 でも、泣菫なんか若い人に勧めにくいよね。いい詩なんだけどな。