今年も出走する理由は

 ぶらっと本会場の過去ログを見ていたらseiさんが、『参加した理由は、一番気になり続けている人の参加を知ってしまったから。見ていたいですね。リアルタイムで』って書いている。

 誰なんだろうかな、と考えている自分の中でそういう気持ちがないかと考えてみた。
確かに絶対チェックする人はいて、中にはその人のペースがすごく気になったりもしていた。
特に塩谷風月氏あたりだろうか。
昨年は絶対リタイアするだろうと思っていたのに、ゴールを駆け抜けた様は本人としては不本意であろうが、驚異で感動した。まぁ、彼の場合は唯一、実物を知っているという点が大きい。(大学時代の友人であり、社会人になって初めて入った同人誌の主宰者)
あとのチェック対象者もほとんどがMLで御一緒したり、どこかのネット歌会で御同席させていただいた方々多い。

 題詠マラソンで初めてお会い?して気になった歌人はというと、直ぐに浮かぶ方がいた。
五指を挙げればしんくわ氏・斉藤斎藤氏・飛永京氏・浦奈保美氏・紅茶硝子氏だろうか。
 その後新聞紙上や雑誌等で斉藤氏の名前を見つけては驚いたもので、マラソン会場で初めてお名前を知った自分の不勉強さを羞じたものである。

 ここまで書いて思い出したが、実は、今回の出走はちょっと迷っていた。
自分の書くものが短歌かどうか解らなくなっていたのが一つ。
最大の理由は、昨年刎頚の友が、なんと無断で死に(題詠マラソン2004の後半40首がその挽歌)、そいつへの追悼をこめて詩集出版を計画しいて、そのために短歌がさらに中途半端になるかと思ったからである。
それが現金にも斉藤氏の出走を知るや、キーを叩いていた。


  seiさんのお目当ては誰だか知らぬが、その気持ちは少しだけわかる気がする。