サダさん、ついに起つ
今朝、ふらっと給水所を覗いたら、サダさんが粋な企画を打っていた。
お互いの百首を鑑賞し合うという、一言でいうと簡単だがとてつもなく体力のいる話だ。持久力に難がある私としては、参加したいヤジ馬根性はあるけれでも、途中でコケてサダさんを失望させてはいけないので、自重自重。
歌人アベサダ(阿部定一郎)は京都の歌人でいい歌を詠む人である。
数年前に某MLで御一緒して以来の縁の歌人で時折、そっとHPを覗かしてもらっている。論客でもあり、サダさんの文章や作品を読むのは私は好きだ。今回の企画の意図もよく解っているつもりなので余計に参加は自重自重。
2,3人、サダさんの企画に乗る歌人がいればいいのだけど…あまり多くても大変だろうしね。
以下、私の好きなサダさんの歌です。
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墓碑銘のなきビル群に目もくれず都市のけものは路上にて死す
飛べぬ鳥は飛べぬのではなくわれわれとことなる空をもつにすぎない
なにを狩るわけでもなくてばら撒いた悲しき六十余億のデコイ
包帯の白さ孤独を吸はざりきほどけて線となる身体性
CQCQ三次元が被弾しております。化粧品売る笑み放つ二次元女
血液の流るるノイズごつごつと枕に響く夜まだ長く
鉄にすら沸点があるこの世ではひとがたやすく蒸発している
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